センサークリーニングを自分で
デジタルカメラになってセンサーが最重要な部品の一つになっています
フォルムみたいに交換しなくていい分、レンズ交換をする際に剥き出しになることもしばしば
最近ではシャッター幕が降りて保護してくれますが、少し前のカメラでは剥き出しのためゴミが入りやすい
もちろんレンズ交換のみの要因ではなく、カメラとレンズの隙間から入ってくるので、シャッター幕が降りれば全て防げるものではない
センサーが汚れたらメーカーに持ち込んで見てもらう方法が一般的ですが、当たり前ですがお金はかかります
センサーダストで持ち込んだらどれだけお金がかかるかという
そこで写真付きで簡単にセンサーをクリーニングできる方法を書いていきたいと思います
まずは
まずはヨドバシでこうしたキットが売っていますので購入してください
APS-Cやフルサイズなどセンサーサイズによって分けられていますので、自分のセンサーサイズのものを購入してください
間違ってもこのお金をケチろうとしないでください
ケチって綿棒だったり水道水もしくはアルコールの入ったものをつけて清掃しようとするとセンサーに大きな影響が出ます
自分の目に対してそんなせこいことしますか?
自分の目に不調が出たから水道水やアルコールで洗うことしますか?
今から自分の目の代わりをしてくれるセンサーを掃除するわけだから、専用のキットを買うのは最低条件
まあそれだったらセンサークリーニング出せという話なんですが・・・
今回出すにも出せない事情があったので、センサー清掃を行うことに
それままた書いていきます
1.白い紙をF16で撮る
まずは白い紙を用意してF16くらいまで絞って撮ってください
ここまで絞るとセンサーについているゴミが分かり易く見ることができます
自分は明るいより多少アンダーめに撮った方が分かりやすいので暗めに撮っています
これは個人の好き好きでいいですが、事前に撮らないと清掃ポイントがわからないです
清掃後のチェックする箇所もすぐにわかって楽なので、必ず撮っておくことをお勧めします
2.ブローアーで
ブローアーでセンサーについているゴミを吹き飛ばします
ただしセンサーは下向きにしてブローアーを吹きかけてください
そうするとダストが下に落ちますし、余計な埃が入ることを防げます
3.クリーナーに液体を染み込ませます
小分けになっているクリーナーに専用の液体を染み込ませます
このクリーナーには両面にクリーナーシートが貼ってありますので、両面に1から2滴ずつ垂らしてください
あまり垂らしすぎてかなり濡れた状態で拭いたら、後での乾拭きが大変ですので、1から2滴で十分です
4.クリーナーを優しく
クリーナーを優しく当てて繊細な力加減で横に拭き取っていきます
そしてもう片面のクリーナーシートを使って反対から拭き取っていきます
この時必ず一回限りにすることが大事です
理由は1回目に付着したゴミがセンサーを傷つける可能性があるためです
そのため1往復で1本のクリーナーを使います
もったいない精神で2往復目をやると取り返しのつかないことになる可能性も高いです
5.から拭き
新しい未開封のクリーナーを開けて、今度は液体を垂らさずにそのままから拭きを行います
これも両面のクリーナーシートを使って片方ずつ1往復して拭き取ってください
この時もまだふきが甘いからといって2回目はしないようにしてください
6.再び白い紙を撮る
終わったらもう一度白い紙を絞って撮ってください
必ず最初に撮った時と同条件にしないと比較ができませんので、同条件にするようしてください
といっても1回目の紙が汚くて紙を変えてしまったので自分は同条件でなくなってしまいました・・・
紙のシワが目立ちますが、写っていたセンサーダストは無くなったのでOKです
もしまだゴミが残っている場合には2からの作業を繰り返してください
最後に
センサーはいきなりやるのは大変ですよね
初めてやる方は落ちついて優しい力でやってみてください
イメージとしては自分の手の甲に押し当てたら少し圧を感じるくらい
それで足りないと思ったら少しずつ圧をかけて拭いていいと思いますが、センサーが傷付いたら元も子もないので気をつけてください
レンズを交換しないという方でも意外とセンサーダストは付いていることが多いです
定期的に清掃するようにしてあげてください
それでは
PS 友達からしばらくライカSLを借りることになり、絞って撮っていた時に気になりました
結構長く貸していただけるためキタムラのセンサー清掃くらいやってあげようかなと思ったら、ライカは本国へ発送しての作業とのこと
大体2〜3週間はかかるとこのことでそこまで待てないしお金もいくらになることやら
だったら自分でやろうかなというのでやりました
自分のもので何度かやっているので慣れていましたが、ライカは特別だし人のものということもあり少しビクビクしながら作業しました
ライカSLについてはまた使用感など書いていきたいと思います
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