ポートレートを撮る時に単焦点や大三元レンズを無理に持つ必要はない。頭を使えば楽しく撮れる

カメラ機材

明るいF値のレンズが必要と考えられている

ポートレートを撮る上で明るいレンズが必要と考えている人はかなり多いです

最低でもF2の明るい単焦点、もしくはF2.8の大三元レンズが基準となるだろうか

明るいレンズがあれば全く困らないが、こうしたレンズは値段が高い

キットレンズで撮るには気が引けるという人もいるが、そんなことはない

頭を使えば単焦点や大三元でなくても素敵なポートレートを撮ることができる

今回はそんな方法を書いていきたいと思います

頭を使って撮ってみよう

単焦点や大三元レンズはあるに越したことはないです

やはりボケの大きさは武器になりますが、それが必ず必要というわけではありません

ボケないならボケないなりに工夫すればOKです

1.背景の抜けが良いところを選ぶ

F値が暗いレンズはボケにくいです

単焦点のようなボケはキットレンズでは生み出せません

ボケは背景のごちゃごちゃしたものを分かりにくくするのと、被写体を目立たせる効果があります

しかしキットレンズでもボケは作ることができますが、気をつけたいことがあります

できるだけ望遠端を使うことと、背景に抜けが良いところを選ぶこと

望遠側にすればするほどボケが作りやすくなりますが、F値が暗いと周りのごちゃごちゃしたものはそのまま写りやすくなります

それを避けるためにも背景選びはとても重要になります

2.被写体と背景の距離をなくして撮る

ポートレートとは何か

被写体の素敵さを撮るのもそうだが、被写体を周りの景色と絡めて撮るのもポートレートではないだろうかと思う

ボケにくいレンズならボケさせなくていいという逆転の発想

街中を歩いたりしていると面白い壁があリますし、スタジオでも絵になる壁があります

壁に寄りかかってもらうようにしたら、いくらF値が小さくても被写体と壁の距離の関係上後ろはボケにくくなります

あとはスタジオでも床やベッドに寝てもらう

これも同じ原理で背景との距離をなくせば、ボケも絵づらくなるためキットレンズでも全く問題ないです

3.周りの状況を生かして撮る

ポートレートはボケで被写体を際立たせるというだけでない

周りの状況を生かして撮ることも大事だと思っている

背景整理解いてボケを使うことは悪いことではない

ただせっかく周りの状況がごちゃごちゃして、背景整理が難しいのであればそれを逆に生かしたほうがいい

その際にF値を低くしすぎては意味がない

ある程度絞り、周りの情報をある程度入れていくポートレートを撮ると良いアクセントになる

最後に

今回はレンズの部分についてのみ書いていきましたが、これはセンサーサイズでも同様です

センサーが大きければ大きいほどボケは得やすいし、APS-Cやマイクロフォーサーズ、1インチとセンサーが小さくなればなるほどレンズのF値は小さくてもボケにくくなる

これは物理上仕方ないことであるが、ボケを得るためにフルサイズにF1.4クラスの単焦点を買う価値があるかと言われたら、そのためだけに買うのはあまりお勧めはしない

確かにボケが大きい写真はすごいと思うが、それだけだとはっきり言って飽きてしまう

なによりボケに頼ってばかりでは表現もありきたりとなってしまう危険性もある

そうでなくこのカメラとレンズだからこそできる最良の方法を見つけてほしい

F値が暗い、単焦点でない、そんなことはどうでもいい

今ある機材で頭を使っていかに撮ることができるか

不便かもしれないけど、それがとても楽しくて表現の幅を広げてくれます

その上で単焦点や大三元が欲しくなったらそれは買えばいいです

ただ単焦点や大三元がないと撮れないという思考だけはやめたほうがいいなと

正直言ってしまうと大三元は重いし、単焦点も画角変えられなくて不便です

気軽に持ち出すことができないのが難点ですので、そこは自分の求める写真と天秤にかけて考えてもらえたらと思います

とはいってもポートレート撮っている人の大半は単焦点や大三元で撮っています

そんな人でも敢えてボケに頼らないポートレートを撮るなど挑戦してみてもいいかもしれません

今まで行ってこなかった方法を模索するのは頭も使いますし楽しいです

これまでの自分の表現方法と違うかもしれませんが、色々試してみるのもいいのではと思います

自分も改めて色々考えさせられたので、これから更なる表現方法を見つけていきます

それでは

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